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デアデビル:ボーン・アゲインに新たな悪役登場 マードックとフィスクの敵に

著者:Kristen アップデート:Sep 30,2025

『デアデビル:ボーン・アゲイン』衝撃のタッグ結成!新ヴィラン「ミューズ」に立ち向かう

ディズニーは3月4日Disney+で配信開始予定の『デアデビル:ボーン・アゲイン』の新ティザーを公開し、期待を高めています。トレーラーはD23で先行公開された映像が示唆していた通り、マット・マードックとヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンが、謎の新たな脅威に対抗するため不安定な同盟を結ぶ様子を確認させます。宿敵同士を共闘させるほどの存在とは?両トレーラーでほのめかされている恐怖の新アンタゴニスト「ミューズ」の登場がすべてを物語っています。

ミューズがデアデビルとキングピンを共闘させる理由

ミューズは自警団と犯罪王の対立を超えるほどの危険なヴィランです。この超人的なシリアルキラーは狂気の芸術性と殺戮効率を併せ持っています。しかしコミック原作のこの不気味な存在とは何者か? そして彼の登場がヘルズ・キッチンの力関係をどう変えるのか?

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ミューズとは何者か?

チャールズ・スールとロン・ガーニーによる2016年発表『デアデビル #11』で初登場したミューズは、殺人を芸術媒体とみなすシリアルキラーという悪夢の結晶です。原作者スール自身がDisney+シリーズへの登場を確認しており、この不気味なヴィランの実写初登場となります。

ミューズは『ハンニバル』さながらの手法——犠牲者を使ったグロテスクなインスタレーションを制作します。初登場時には行方不明者の血で壁画を創造し、後には異人族の遺体を使った不気味な情景を構成しました。さらにデアデビルにとって厄介なのは、ミューズの生理的特性がマットのレーダー感覚を妨害し、彼の最大の武器を無効化する感覚の空白地帯を作り出す点です。

ダン・パノシアン作画(画像提供:マーベル)

2018年『デアデビル #600』では、ミューズがデアデビルの弟子ブラインドスポットを失明させる残忍な対決の末、自らの命を絶ちました。しかしコミックの世界で死が永続することは稀——特にミューズという他に類を見ない恐怖の存在においてはなおさらです。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』におけるミューズの役割

D23とNYCCのトレーラーには、コミックに忠実なミューズの姿——白いマスクと血の涙が描かれたボディスーツ——がはっきりと確認できます。デアデビルとの暴力的な遭遇シーンが複数描かれており、これがマット・マードックにとって最も過酷な挑戦の一つとなることが示唆されています。

フランク・ミラーの名作ストーリーラインと同名ながら、本シリーズはスールとズダルスキーの現代版ストーリーから大きく影響を受けている様子。『エコー』のポストクレジットシーンを受けてウィルソン・フィスクがニューヨーク市長に就任した今、ミューズがフィスクの反自警団政策を混乱させると同時に、デアデビルを不本意な同盟に追い込む舞台が整いました。

ダン・モラ作画(画像提供:マーベル)

シリーズのダイナーシーンはこの緊張した協力関係を強調——マードックがフィスクを脅すと、彼は「それはマット・マードックとしての発言か?それともお前のダークサイドか?」と返します。両者ともミューズを止めるべき理由を抱えています:デアデビルは殺人鬼の阻止を望み、フィスクは自らの市政を辱める存在を許せないのです。

ジョン・バーンサル演じるパニッシャーやホワイトタイガーの登場も予定される『ボーン・アゲイン』は、自警団活動の複雑なモラルを探求する構えです。ミューズがパニッシャーのような存在を猟奇的な芸術で賛美する中、デアデビルもフィスクも街の正義についての不快な真実と向き合わざるを得なくなるでしょう。

初稿:2024年8月10日/シリーズ新詳細を追記して2025年1月15日更新